ここ最近購入したCD


 いっぱいあるでよ。

 UKロックの生きる伝説、ヴァセリンズ〜ユージニアスのユージン・ケリーのソロアルバム。ヴァセリンズなどとは少々趣きの異なる、フォーキーな音楽。渋谷HMVのインストアライブに、会社を無理矢理抜け出して行ってきた際に購入。サインも残ってます。

 グラミー賞で年間最優秀アルバムにも選ばれたアンドレとビッグ・ボイのユニット最新アルバム。それぞれのソロアルバムの2枚組という感じのもので、普段あんまりHIPHOPは聴かないけど、結構耳馴染み良く楽しめました。

 新譜じゃないんですけど(笑)、しかも買うの2回目なんですけど(笑)、まあでもこれは名盤!名盤なんです。UKポストパンクの代表的なグループのひとつ、PIGBAGの1stアルバム。ホーン隊が大活躍するジャズ・ファンクロック。1曲目のGetting Upでガツンとやられました。3月に国内盤で再発されるようですけど、現在流通している輸入盤はえらく安いので(amazonだと\1,119?安っ!)こちらを買っておきましょう。

 映画「アイデン&ティティ」以来、すっかりディランに興味がわいている今日この頃ですが、そんなときに渋谷TUTAYAでこの2枚を見つけて即購入。ものすごい陳腐な感想ですが、ちゃんと聴いた事がなくても、何曲も聴いた事のある曲があるってのはやはり凄いなと思います。歌い手が違ってても、良い曲というのはいつまでも残っていくものなんですねー。

 ロンドン・パンクの代表格バンドのひとつ、ストラングラーズの名作3rd。聴いた事無くてもジャケは知ってました。パンクにしてはヤンチャさの欠片も見受けられない、なんかオッサン臭い(笑)印象を受けてましたが、アルバム自体はキーボードの取り入れ方が絶妙な(特に前半)、今の耳で聴くとすごいポップな作品です。

 ジャーマンロックの代名詞、CANの未発表テイク集。初代ヴォーカリスト、マルコム・ムーニー在籍時のもので、1stアルバム「monster movie」以前の音源。とはいえ、実にCANとしか言いようの無い曲ばっかりで、オリジナルアルバムだと言っても全く違和感無し。オレにとってこのバンドはベーシックのひとつです。

 デトロイト・ロック・シティつったらこのバンドなわけで。とかいいつつはじめて聴いたので、まず驚かされたのがこの1stアルバム、ライブ音源なんですね。確かに、挨拶代わりの1発目としては、このとんでもないテンションのライブ聴かせるのが一番でしょうな。ツェッペリンみたいにバカテク聴かせるわけでもないけど(つか、むしろ下手…)、このまさに「爆音」を目の当たりにした当時の人々は衝撃的だったんだろうなあと想像できます。いや、今見ても多分驚くだろうな。まさにチンピラのための音楽。

 YMO再生(解散してないから再結成ではない:笑)のアルバム。この再生自体は当時すごい事件として扱われていた(夕方のニュースでも取り上げられてたな、そーいえば)けど、アルバム自体は往年のYMOファンにはそれほど…、な感じだったけど、実際聴くと、当時のテクノ(YMOの子供たちとも言えますか)の流行を機敏に感じとって、そこにYMO的なエッセンスをちりばめた、極めて同時代的なアルバムだったわけです。が、いかんせんこの人たちは世間に比べてあまりに先を行き過ぎていたので、このアルバム、一般には理解されなかったと思われます。東京ドームでのライブでも、昔の曲(Behind the maskとか東風とか)の時が一番盛り上がっていたらしいです。最近はスケッチ・ショウがやはり同時代的な、しかもクオリティも申し分無いというアルバムを立て続けにリリースし、しかしYMOの時のようなマスへの気配りの必要無い、とっても良い感じの活動を行っているようで、ますます注目です。