MAN DRIVE TRANCE


 久しぶりのリキッドルーム午後11時。とっとと前売り入場でフロア後方のイス席ど真ん中ゲッチュ。この時点で勝利確信。まったり促進剤としてテキーラサンライズをチョビチョビ呑む。30分ほど民族音楽が小さく流れたあとにNAMBのスタート。まったく聴いた事無かったけど重厚なビートが心地よい。お金の余裕ができたらCD買おうかな。お次はDJ KLOCK、こちらも名前しか聴いた事無し。高度なDJプレイが冴え渡っていて見た目で面白かったけど、音の方は比較的まったりなトリップ・ホップで、後半さすがに飽きた。

 そしてROVO登場!セットリストは以下の通り。


KMARA
MATTAH
SUKHNA
SPICA
新曲
セッション(アンビエント→ドラムデュオ)
CISCO!
KNM!


いきなり大好きな曲のひとつKMARAで始まり、「おおっ!」となるが、思ったよりも無難な演奏で、もちろん良かったんだけど、衝撃というほどでも無し。2曲目も同様、しかし、3曲目SUKHNAが、この曲を聴いた中で一番良かったのではないかというくらいの好演奏で、こっちのテンションもここからぐぐっと上がり始める。そして4曲目SPICA、久しぶりにライブで聴いたけど、やっぱこの曲はアルバム『Flage』の中でもダントツに素晴らしい曲ですな。もっと頻繁に演奏してくれればいいのにー。新曲も7月のこのイベントで聴いて以来だったけど、前回よりも曲の構成が捉えやすかったので、段々と固まって来ていると言う事なのでしょう。次のアルバムはいつだろ?セッションはまず上モノ担当の4人でのゆったりとした演奏、よく言われることだが、この手の緩い演奏の際にここぞとばかりに喋り出す連中が多いのが今の客層の問題点ですな。おまえら激しい曲で騒げればそれでいいのか。とはいえ、今日は前回や日比谷野音の時よりはマシだったような気も。2ちゃんのROVOスレでは相変わらずと言った意見が多かったようだけど。フロアに立ってる人とは認識が違ってくるのかな。そのあとのドラムセッションは最後思わず笑ってしまうほどドカドカ叩きまくって頂いて有難い話です。しかもそんな演奏の合間に新たにタブラやら何やら運ばれてきてて、その様子がまた面白かった。そして本編ラストのCISCO!、これが本日最もクレイジーな演奏でした。元々は勝井さんのヴァイオリンがメロディーを担当してる曲のはずなのに、今日はブレイクしてからのヴァイオリンはひたすらに1音をリフレイン、またリフレイン。結果リズムだけで構成された感じのえらいアヴァンな演奏でした。ベースのフレーズがメロディアスに聞こえるくらいに。あれは一体なんだったんだろう(笑)アンコールはKNM!でガッチリ盛り上げて終了。その後は井上薫のDJでクロージング。なぜか1曲目はROVOの曲をかけてたけど、リスペクトな意味合いだったのかな。そのあとはデトロイトな感じのハウスてんこ盛りで気持ちよく躍らせていただきました。ROVOまではイスに座ってたから踊ってなかったけど、やっぱりオレは基本的に踊りたい人なんだなーと改めて気付いた。これで今年のROVOは見納めなのかなぁ。スーパーカーのヤツはチケット取れなかったし。お疲れ様でした。来年もよろしくお願いします。